■6月朔夜               2009年6月23日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待て、こら!」

「いや!」

「逃げるなっつってんだろ!」

「いや!いやだってば!」

 

 

必死に逃げ惑う闇にと溶け込む少女の腕を容易く手に取る

 

 

「逃げてんじゃねぇよ」

「いやだって・・・んぐ!」

 

 

否を唱える言葉さえ許さない強引な口づけ

口内を万遍なく犯し貪る

 

続く言葉を吐くこともなく

森の中、一本の太い木に

かごめの両手をひとつに束ね

その頭上へと押さえつけた

 

空いた手は衣服を剥ぎつつも

乳房を弄り、時折、己の口へと含む

 

その度に酷く引きつらせた表情を見せることはあっても

犬夜叉は、その眼差しを見ることはなく

徐々に下腹部へと頭(こうべ)を下げていく

 

「足、広げろよ」

 

言葉では言っても思うように動きのないかごめに

苛立ちを感じたのか

犬夜叉は軽く片足を弾き

膝と膝の間へと割り込んだ

 

いつも纏う白い下着が見える

 

躊躇なく引き下ろし

最後まで脱がすこともなく

その奥に隠された茂みへと指を滑り込ませる

 

 

「なんだ、濡れてるじゃねぇか」

「・・・・」

「期待してたのか?」

「ち、違うわ!」

「じゃ、これはなんなんだよ」

 

 

そういうと指を抜き、

かごめの目の前でちらつかせる

 

月明かりのない夜

星の輝きだけがやけにまばゆい今宵

 

その光にさえ

かごめの下腹部の奥から溢れ出た

透明の蜜はてらてらと輝いている

 

 

「ほら、後ろ向いて、手つけよ」

「い、犬夜叉・・・」

「腰、突き出せって言ってんだ」

「あ・・や・・・!」

 

 

否を唱えるかごめを余所に

無理矢理、その体を返し、木へと押し付ける

 

その間、慣れた手つきで己の袴の腰紐を解き

猛々しくそそり立った逸物を取り出し

ひたひたと剥き出しにとされたかごめの尻へとあてた

 

 

「欲しかったんだろ?」

「・・・・」

「口がねぇのか?それとも銜えたかったか?」

「・・・!」

「いや、もうそんな余裕ねぇな、俺が」

 

 

そういいつつもやけに余裕溢れる顔つきで

勢いよく自身をかごめの体へと差し込んだ

 

 

「ああ!あ!」

「大したことしてもいねぇのに、しっかり入るじゃねぇか」

「あ・・・あぁ・・・」

「おら、しっかり腰振れよ」

「ん・・・はぁ・・・あぁ・・・」

「自分ばっかり悦んでねぇか?・・・・おら!」

 

 

その言葉を皮切りに激しく腰を揺れ動かし始めた

露(あらわ)にされた乳房が

暗い森の冷たい夜風に晒されながらも

犬夜叉の律動に合わせ、

激しく揺れ動く

 

肌と肌が合わさる激しい音が木魂す

 

 

「・・・さて、どこに・・・出す?」

 

 

律動を繰り返しながら

虚無的にも取れる覚めた目つき

 

 

「中に出すか?それともたまには・・・お前の顔にでもかけてやろうか?」

「い、犬夜叉・・・!」

「もう、そろそろ・・・」

「や、いや!い、犬夜叉―――――――!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?」

 

「zzz・・・zzz・・・」

 

「・・・夢?今のは・・・夢・・・だった・・・のか?」

 

 

脇では、かごめがすぅすぅと寝息を立てている

 

夏が近いとはいえ、まだ肌寒い

そんなかごめを労わるかのように

己の衣をかけて寝ていた・・・はずだった

 

思わず、かごめを見つめる

何を夢見ているのか

幸せそうな顔で犬夜叉の腕枕の中へと納まっている

 

視線を落とすと衣服は乱れた様子はまるでない

 

 

そうか

あれは夢だったのか

 

そうだよな

そうなんだよな・・・

 

 

 

 

「かごめ・・・、『アノヒ』は嫌だって言って、させてくんねんだもんな・・・」

 

 

 

 

 

さて、もう一眠りするか・・・

 

そう思いつつも

己の一部はしっかりと目を覚まして

隆々と自己主張・・・

 

だが、腕にはかごめが寝ている

しかもしっかりと腕の中に抱きかかえている

 

何を思うも出てくるのは深い溜息

 

 

「どうすんだ?これ・・・」

 

 

 

 

 

それから朝まで寝付くことのできなかった

黒髪の少年、犬夜叉の苦悩の朔の夜のこと・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【後書】

 

朔の日を間違えて、即効書きました^^;

あれ?明日だったのかーーー!!!!状態←バカ

 

乱文、乱筆(?)、しかも夢オチ^^;

 

何卒、お許しくださいませ・・・