■7月 朔                        2010年7月12日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「かごめ・・・」

「ん・・・」

「足、もっと広げろよ」

「あ・・・、あぁ!」

 

 

かごめの上半身は味わいつくした

胸元に広がる無数の吸い痕が

まるで椿の花弁を積もりたての雪の上に散らしたが如く

残されている

 

 

犬夜叉は広げられた足の根元の茂みに指を這わせる

 

 

「あ・・・っや!」

 

 

熟した石榴のように赤黒く模した蜜壷からは

透明な蜜蝋が溢れ出し

今にも床に滴るかといった程

 

だが、犬夜叉はそれに目をくれるわけではなく

指先は動かすものの

かごめの表情を見逃すまいと瞳だけは

その顔から離す事はない

 

花弁の核を親指で転がす

 

その度にかごめの口元から苦行にも近い

荒い息を上げる

 

だが、まだ

まだ満ち足りない

 

もっと

 

もっとだ

 

 

かごめ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今宵、犬夜叉は執拗にかごめの躯を貪るにも

理由があった

 

妖怪退治を終え

村にて一息ついたところで

若い男がかごめを見つめているのを

犬夜叉が気がついたから

 

特段、何があったわけではない

 

ただ男は見ていただけ、だとかごめはいう

 

かごめも自分に向けられた視線に気がつかないわけではなかった

だが、それは珍しいことではなかった

 

身に纏う衣服からいって、まず目を引くだろう

 

それ以上のことは、かごめは考えもしない

 

されど犬夜叉はにとって、それさえも気に入らない

 

 

(あの男は絶対かごめを・・・・)

 

 

仮にその男がかごめを見つめ、頬を染めたところで

何が出来たと言うのであろう

 

 

 

 

犬夜叉の底深い悋気を掻き立てるには充分すぎた

 

 

(かごめは俺のもんだ!)

 

 

その言葉が脳裏から離れられない

 

かごめの躯、髪の先から爪先まで

全てが自分のものでなくてはならない

 

全てが己のものであるならば・・・・・・

 

 

 

犬夜叉は差し込んでいた指先を引き抜き

濡れそぼった己の指をかごめの前に突き出すと

「こんなに濡れてるぜ?」

と、ほくそ笑み

かごめの反応を見やる

 

 

「やだ!犬夜叉・・・!」

 

 

犬夜叉はその指先を己の口元に運び

ゆっくりと舐め掬った

 

 

「今日はいつもと同じだと思うなよ?」

「な、何?犬夜叉!」

 

 

犬夜叉は己の衣から一本の帯を取り出すと

口元を僅かに上げ

かごめの胸元へと押し当てた

 

 

「痛くはしねぇ」

「え?ちょ・・・!」

 

 

かごめの異を唱える言葉も聞き入れず

華奢な白い躯が紐で締め上げられていく

 

まるで乳房を誇張するかのように

乳房を真ん中に上下にと紐を這わせ

仕上げにはかごめの腕を後ろ手に括りつけられた

 

 

「やだ・・・、こんなのいやよ!犬夜叉」

「そうか?」

 

 

犬夜叉はそういうと徐にかごめの股に指を差し込むと

そこは先程と比べられないほどに蜜溢れ

床を濡らしていた

 

 

「さっきより濡れてるぜ」

「いや!言わないで!」

「痛くするつもりじゃねぇから・・・、な?かごめ」

「・・・・・・」

 

 

紐で括られた乳房はもともと豊満であった大きさに

さらに張りを見せつけた

 

もうこれ以上ないほど突起した乳首を何遍も口で味わう

かごめを見るとそれはまるで拷問にも近いのか

涙目になりつつ喘ぎ声を絞り出していた

 

 

「他の男じゃやれねぇこと、やってやるぜ」

「い、犬夜叉・・・!」

 

 

犬夜叉は縛り上げたかごめの上半身に跨ると

もう充分に隆起している己の分身を

左右の乳房に手を宛がい、その間に挟みこんだ

 

 

「ちょっと動くぜ」

 

 

両の乳房に挟み込んだ逸物が

かごめの肉体の上で前に後ろにと行交う

 

 

「・・・あ・・・いい・・・、かごめ・・・」

「・・・・・・」

 

 

そのうち、顎にでも押し付けるかというような勢いで

犬夜叉は腰を動かし続ける

 

だが、かごめにはそうはいかない

 

さんざ弄られた肉体がざわめき

下腹部を刺激する

 

 

「い、犬夜叉・・・、おね・・・がい・・・」

「なんだ?かごめ」

 

 

強気な眼差しで眼下にいるかごめを見つめる犬夜叉

かごめの懇願する声に・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【後書】

 

ぱいずり、ぱいずり(笑)

続きます・・・

 

 

 

 

 

 

宣伝ですが、今回初めて小説をオフ本として発行いたしました。

原作最終回後の二人を描いた作品です。

・・・当然、禁付です。よろしければ是非・・・♪

 

http://mosoyakyoku.web.fc2.com/20091122-ivent-joho.html

       梶