遠き果てに (文/白玉様)






果てなき想い 3


犬夜叉は。かごめの脇の下から
肩を抱き
唇を...牙があたらないように
塞いで行く
舌が絡まり、お互いの体温が上がる

火鼠の、衣を脱ぎ捨て
かごめのタオルを外す

...みないで

なんで?

恥ずかしいから

こんな綺麗なのに...?

顔を横にするかごめの顔を
犬夜叉は、自分にむける

俺だけを見ろ!

首筋から、柔らかな胸
犬夜叉の唇が落ちる

んっ...あん

かごめから聴く
初めての甘い声が
犬夜叉の雄を呼び覚ます

体をあますことなく
唇が這う

紅い華が咲く

シーツを掴むかごめの手を握り

「...俺のものになってくれるか?」


「...うん」


犬夜叉の愛撫は爪をかんじさせないようにやさしく
かごめ本人すら
よく触れない部分を刺激する

ああっ...

「かごめ...感じるのか?」

「よく、わからないけど
変な感じ...嫌じゃないの」

花園に添うように
指が往復する度に

かごめの太ももに、光る液が垂れていく

犬夜叉も感じたことのない
甘く...自分の雄を呼び覚ます匂い


脈打つ自分の分身が
かごめの奥に入りたがっている


「...かごめ...俺限界」

犬夜叉の先がかごめの
花園の入り口をノックする

ゆっくり、それは挿入されていく

かごめとて初体験
話では痛みがあると聞いていたけど...
体が裂けそうな痛みが走る


んっ~!
涙がながれてしまう。
でも。痛いとは言えなかった
愛しい人とひとつになれるなら


「痛むのか?俺の肩に爪たててもかまわねえから、抱きついてくれ」

「犬夜叉...」

犬夜叉もはじめて、弥勒の話で
初めての女性は痛むものてす。
最後の壁があり
一つになるのです。故に男子たるもの
やさしく繋がらなくてはなりません


そんな話を

けっ!とかきいていたが

今になり理解した

華奢な体。柔らかい肌
こわれてしまいそうな


今のかごめはかなり痛そうだ
でも。まだ半分
全部入れたら壊れちまうんじゃないかと

潤んだ瞳で
犬夜叉に
「気にしないで、犬夜叉の好きななようにして...大丈夫だから」

...かごめ...
瞳から流れる涙を唇で舐め

かごめの手を握り
唇をあわせ
腰を深くいれる

何か当たるような感覚があり
自分のものが吸い込まれそうな
感覚が走る

いっ...

かごめの手がつよく握りかえされる

痛むよな...すまない

本能のまま、犬夜叉は腰を揺さぶりさる


でも。それは自分本位ではなく
かごめがいたくないように
顔に。涙のながれる瞳に何度も
唇に。乳房に
キスを落とす。


...か、ごめ...

激しい動きの後に、隠微な水音
かごめの初めて聞く嬌声
肉が擦り、ぶつかる音
全てが重なる...そして
かごめの体内に熱い白濁の液が
はいっていく


しばらく呼吸が整わない二人

ぐったりしたかごめ

繋がったままの下半身から
自分が出したであろう液と
処女であった、かごめの
血が螺旋のように
流れている
液体でも絡まっていたいのか...



...しばらく
繋がっててもいいよな


かごめを抱き締め、
ベットにあった布団をかぶせる

かごめの中はこんなにも温かい
そしてつながってるだけで
幸せになる...

今度こそ、お前を離さない...
命つきるまで
お前だけだ
離すもんか...


寝言なのか...

犬夜叉...愛してる...


あぁ、俺もだ。

ずっと一緒だ

何があっても、もう離さねぇ







そのあと、何度か
犬夜叉とかごめは愛し合った。
離れていた時間を取り戻すように






旅行から帰宅した家族に
犬夜叉が

「かごめを...嫁にもらいたい」

そう話した時、じいちゃんは
泣いた。
早太は、犬の兄貴なんて
かっこいいや

ママは...せめてこっちで
記念の写真をとってくれる?
それと、かごめをよろしく
おねがいします。と


犬夜叉はいつ目の姿
かごめは白無垢姿
神社で。こちらの式をあげ
犬夜叉が驚く顔をするのでら
何回か、撮り直しになった
写真が
日暮神社のかごめの家には飾られている。

そのあと、二人は井戸を通り
戦国へ




かごめ様。
かごめちゃん
かごめぇ


犬夜叉と二人
戦国に戻ってきた。



二人の帰りを待って
弥勒、珊瑚
犬夜叉、かごめの祝言が
行われ
楓の村に
二つの新しい家がたった

楓に教わりながら
巫女の修行をする

普通、生娘でなくなると
霊力がおちるのだが
かこめは。ぎゃくで
半妖の血がはいったのか
霊力は今まで以上だった


犬夜叉と弥勒は
ちとら怪しいが、裕福な場所の
妖怪退治をしながら
楓の村を支えている。
七宝は、珊瑚の子供の面倒をみながら
修行に励む



木の上でいつも仲良く
座る
犬夜叉と、かごめ

二人が離れることは
この先ない。





<終わり>





※※
初めまして。白玉です。
犬夜叉大好きで
二人が幸せでいてほしい
しかも、初夜ネタをかきたいと
無理を言いまして
こちらにかかせていただきました。


※※
白玉様には素敵な小説を頂戴致しまして感謝に尽きません!
なんていうのでしょうか、犬夜叉とかごめの自然な...初体験?(むふ)
とても素敵ですーー!!!!!
同人界で先輩でもあられる白玉様におきましては
このような素晴らしい出会いをくださった犬夜叉原作、
そしてネットに感謝申し上げます。
白玉様、本当にありがとうございました!